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第四試合:HIROYA vs 西浦”ウィッキー”聡生

  第四試合 vs スペシャルワンマッチ(K-1ルール) (win)HIROYA (3R 1:20 KO) 西浦"ウィッキー"聡生 (lose)   1R ウィッキーはサウスポーで両手を下げて構える。HIROYAはこれに右ローを飛ばしていく。ウィッキーは右ジャブを放つが、HIROYAは変わらず右ロー中心で攻める。ウィッキーは被弾しても笑みを浮かべ、左ストレート、ボディへのヒザ蹴りと放つ。 ウィッキーは右ローを浴びながらも左右の剛腕フックを振るっていく。ラウンド終盤、ウィッキーの跳びヒザとHIROYAの右ストレートが交錯する。 2R ウィッキーは右アッパーを放ち、これにHIROYAは右ストレートを返す。そして右ローを変わらずウィッキーに当てていく。HIROYAは右ローに足応えがあるか徐々に圧力を増していく。ウィッキーも笑みを浮かべているが、HIROYAのローは警戒して足を引いてかわす。 3R HIROYAは右足を上げてのフェイントから右ストレートを打ち込んで当て、ウィッキーはこれが効き足がフラついてしまう。  HIROYAはグッと前に出て、ウィッキーと右フックが相打ちの形となるが、これで最初のダウンを奪う。そして立ってきたウィッキーに右クロスを打ち込み、これでウィッキーを後方に倒してノックアウトした。 HIROYA試合後インタビュー 試合を終えて、心境はいかがですか。 内容的には1ラウンド、2ラウンド自分の思うように攻められなくて、結果的に3ラウンドでKOして自分自身とK-1をアピールすることができたのでよかったです。 西浦選手の変則的な動きには対応できましたか。 だいたい予測はついていて、パンチの起動とかもシュミレーションしてイメージできていたので、パンチは重かったけど焦ることなく対応できました。 3ラウンドでのダウンのダメージは。 あの時は僕もフラッシュダウンのような状態でした。残るダメージというよりは、瞬間的に倒れただけなので、すぐに立ち直れましたが、あたっていました。1ラウンド目は変則的なのでしっかり見て、2ラウンド目でもっとつめて倒したいと思っていたんですけど、ウィッキー選手がリングを使うのがうまくて、なかなか攻め込むことができなくて。3ラウンド目、ダウンをとってから冷静にしっかり倒さないとと思いました。 31日に出場する武尊選手に勝利でつなぐことができました。 武尊も明日計量で今は大変な時期だと思いますが、試合を終えてすぐにおめでとうと連絡をくれました。勝ってつなげられてほっとしています。武尊のことは全力で応援しているので、31日何か手伝えることがあれば。二人でしっかり勝ちたいですね。 西浦"ウィッキー"聡生試合後インタビュー 試合を振り返ってみていかがですか。 負けちゃったけど、男を見せに行こうと思って負けたので後悔はないです。 気持ち的にはすっきりしていますか。 そうですね。すっきりしています。 HIROYA選手のキックはどの辺りから効きはじめましたか。 試合中は効いてなかったですけど、今は痛いです。後から痛くなりました。 勝負を分けたのは。 そこまで考えてないです。1、2ラウンド終わって、3ラウンド目ちゃんと約束どおり打ち合いしないとなって。そこでもらっちゃってやられたけど、まぁしょうがないです。いい部分も悪い部分も、そりゃありますね。誰だって100パーセントで仕上げるの難しいときと100パーセントでバッチリいけるときがあるので。

第三試合:元谷友貴 vs フェリペ・エフライン

  第三試合 vs スペシャルワンマッチ 元谷友貴 (1R 5:46 ノーコンテスト) フェリペ・エフライン   1R 両者オーソドックス。元谷は左インロー、右ローからジャブを放っていく。エフラインがパンチを振るってくるが元谷はこれを当てさせず、逆に強気に右ストレートを返して向かい、そこから組むと足を刈ってテイクダウン。  エフラインはハーフガードで元谷の攻めをこらえて立ち上がるが、元谷は再び倒してグラウンドに戻り、そしてバックを奪ってスリーパーを狙い、背後からのパンチ、さらにヒジも見舞っていく。エフラインが立ち上がってオンブの状態となり、しかし元谷は背後から、あるいは足を掛けて再びのテイクダウンと攻勢。  スタンドで打ち合いとなり、攻勢の元谷は右フックから左フックを繋ぐが、エフラインは右アッパーから左フックを同じタイミングで見舞い、この左フックで打ち抜き元谷はダウン。エフラインが左パウンドを連打したところレフェリーが試合をストップした。 しかしエフラインは事前の計量で体重超過をおかしており、試合はノーコンテストの裁定となった。 フェリペ・エフライン試合後インタビュー 試合を振り返っての感想は? 試合を終えて、うれしく思っています。 相手に組まれた展開も多かったですが? 最初のうちはどんな選手なのか様子を見ていたのですが、とても強くていい選手でした。自分のペースに持っていくのが、なかなか難しかったです。 戦前の気持ちについては? 通常の試合ではナーバスになりますが、今日は落ち着いてリングに上がれました。観客の応援も感じられました。最初は試合の流れに任せましたが、途中で自分のペースにできたと思います。シュートボクセの代表として日本のリングに上がれたことがうれしいです。 あなたの勝利でシュートボクセのファンが増えると思いますか? はい、もっと多くのかたがたにシュートボクセの戦いを観ていただきたいと思います。まだ、多くの先輩がいますし、日本で試合をすれば多くの日本のファンを魅了してくれると思います。 契約体重をオーバーしたことについては? みなさんにご心配かけ、申し訳なく思います。体重を半日で落とさなければいけなかったのですが、お風呂で汗をかいても十分に対応することができませんでした。 (セコンドからの説明)いままで彼は何も問題なく体重を落としてきました。しかし、今回は27時間のフライトがあり、初めての時差も経験しました。また、ホテルにサウナがなかったので、お風呂で落とそうと思いましたが、時差もあってか、本人の具合も悪くなりかけたので、体重を落とすことを重視しませんでした。次回、チャンスがあれば体重を落とすことができると思いますし、よりよい試合を見せることができると信じています。 セコンドとしてシュートボクセのフジマール会長に来てもらったことについては? 私はとても幸せです。フジマールは父のような存在で、私にたくさんのインスピレーションをくれます。最後に榊原実行委員長に感謝しています。すばらしいイベントを作っていただきました。できれば31日の大会にも参加したいなという気持ちもあります。 元谷友貴試合後インタビュー 試合を終えた感想は? 自分のパンチが雑だったのかなというのはあります。 最後のKOは覚えてますか? パンチが当たったのはわからないですけど、その前後はだいたい覚えてます。 相手が契約体重を守らなかったことについては? そういうのは気にしていなくて。自分の実力で負けたと思っています。 バックマウントを自ら解いたのは1R10分なのを考慮して? そうですね。相手の足も外れてきてたので、そこでこだわるのはこっちの足も疲れるので、展開を変えようと思いました。 結果は無効試合ですが、実質的にはKO負けです。これをどう受け止めていますか? いまここで、大事なときでKO負けしたと思っています。今後についてはゆっくり考えます。一番負けたらいけないときに負けてしまったと思っています。

第二試合:カルロス・トヨタ vs キリル・シデリンコフ

  第二試合 vs スペシャルワンマッチ (lose)カルロス・トヨタ (1R 2:23 TKO[レフェリーストップ]) キリル・シデルニコフ(win)   1R カルロスはサウスポー、シデルニコフはオーソドックスで向き合う。  シデルニコフは見切りのよい印象でカルロスが飛ばすパンチを首を振ってかわし、そこから左アッパー、右ストレート、左ボディとパンチを速射砲のようにまとめ打ちする。得意とする圧力を活かした展開を作れないシデルニコフ。  カルロスの手がシデルニコフの目に入り、逆にシデルニコフの足がカルロスの下腹部に入ってしまうが、両者大丈夫だとそのまま試合を続行する。  右ストレートから入ったシデルニコフはそこから飛び掛かるようにカルロスへ向かい、左フック、左アッパー、右ストレートと矢継ぎ早に見舞い、左フックをカルロスのアゴにクリーンヒット。これで崩れたカルロスにパウンドで襲い掛かり、レフェリーが試合をストップした。 キリル・シデルニコフ試合後インタビュー 試合を終えて、現在の心境は。 気分は最高です。トレーニング自体非常によくできたので準備万端で、本当だったらもっと長い間リング上にいたかったのですが、短時間で好成績をあげることができました。 試合前に、ヒョードル選手からはどんなアドバイスを? ヒョードルさんはいてくださるだけで支えになってくれました。彼の存在が視界の隅にあって心強かったし、リングに上がる前には「急ぐな。ゆっくりマイペースで行け」と指示をくれました。 RIZINの舞台に上がってみていかがでしたか。 まず、こうやって日本で試合ができて嬉しく思っています。PRIDEを見て育った世代なので、PRIDEのフレームワークの中で行われる大会に参加できて光栄でした。また同じリングに戻ることができたらと思っています。 今回、久しぶりのMMAとなりましたが。 コンバットサンボはロシアのスポーツなので、その精神を極めたいと思ってやっていたのですが、それもかなりの極みに達しました。今回は、サンボ以外のファイトに切り替えてやりたくてMMAに戻りました。今回は調子がよかったし準備もよくできたので、最高の気分です。できればこれからも続けたいと思っています。来年の今頃にはまたRIZINに帰って来たいと思います。 カルロス・トヨタ試合後インタビュー 試合を終えての感想は? もうちょっと10分でできる攻撃をやりたかったけど、足に攻撃をもらったときに効いてしまいました。自分のいつもとおりの攻撃ができればと思いましたけど、出せなかったです。 的のような攻撃をもらったあとにインターバルがありませんでしたが、ダメージはありましたか? 金的か足への攻撃かわからないというか……。へんな感覚はありましたけど、自分では大丈夫だと思いました。 今回は夢の舞台出場だったと思いますが、残念ながら負けてしまったことについて、どのような気持ちですか? ホントに夢の舞台でした。昔、テレビで観ていたので、ちょっと興奮しました。信じられないような、夢の中にいるような気分でした。試合結果は残念ですけど、次に上がればリラックスして臨めると思います。また次がんばります。 敗因はトレーニング期間が短いことですか? ではないですね。今回は今年5回目の試合でしたけど。今日は身体も動いてたんですけど、相手のスタイルをあまり知らなかったので。もう少し時間があれば、対策できていたと思います。

第一試合:高阪剛 vs ジェームス・トンプソン

  第一試合 vs スペシャルワンマッチ (win)髙阪剛 (2R 1:58 レフェリーストップ) ジェームス・トンプソン(lose)   リングコール時、PRIDE時代を思わせるアクションで応えるトンプソンに対し、髙阪は静かな表情でこれを見据える。 1R ゴング&ダッシュのトンプソンに髙阪は右フックを打ち込みつつ横にさばき、その後で胸を合わせて組みつく。  トンプソンは左手の片手クリンチから右パンチを強打でボディに打ち込み、そして首相撲からヒザ。体格差もあり髙阪はコーナーに押し込まれてしまう。右ボディパンチを効かされる髙阪だがプッシングでトンプソンを押しのける。そして髙阪の左フックにトンプソンは一瞬腰がガクッと落ちる。そこから髙阪は頭を引き落としてヒザ蹴りを見舞い、左右フックで攻勢となる。髙阪はさらに右ロシアンフックの連打で攻める。  ボディにヒザも見舞われダメージでヨロめくトンプソン。トンプソンは小手投げを見舞うが、髙阪はこれをこらえる。スタンドでの攻防が続き、片手クリンチからのフック、アッパーのトンプソンに対し、髙阪はトンプソンのパンチのインサイドを抜いて左ストレート、右ストレートと攻める。  だが、やはりトンプソンが圧力で詰めていく。しかし、ここで髙阪が小手投げを決めテイクダウン。髙阪はトンプソンを抑え込み、立とうとして四つん這いになったところを上から覆いかぶさり、パンチと鉄槌、そして顔へのヒザ蹴りでで猛攻。しかしトンプソンも髙阪の足を取ってそこから立つ。  ミドルキックを放つ髙阪だが足を滑らせグラウンドで下になる。だが髙阪は覆いかぶさってきたトンプソンの体を送り自身の足の方向へ送り、再び四つん這いにさせて後方から鉄槌と顔へのヒザ蹴りを見舞う。  トンプソンは髙阪のヒザ蹴りを掴んで立とうとするが、髙阪は立たせずに鉄槌を打ち込み、トンプソンを仰向けにさせてサイドポジションを取る。そこからアームロックを狙うが、やはりトンプソンは立ってくる。髙阪はコーナーに押し込み、トンプソンはクリンチパンチに活路を求め、左フック、右アッパーを髙阪に見舞う。 2R 髙阪はジャブを突き刺し、トンプソンは左右のフックを振るうが、髙阪は見切って当てさせない。前に出るもスピードの落ちているトンプソンに髙阪は狙いすました右アッパーをヒット。だが、一瞬止まってもトンプソンはやはり前に出てくる。  髙阪は右フックを当て、トンプソンはタックルで出るも髙阪は再びび四つん這いの体勢にさせて鉄槌を見舞い、トンプソンが立ち上がっても右ストレート。さらに左右フック、右ストレート、右クロスと連打で見舞い、レフェリーが試合を止めた。 髙阪のマイク 「髙阪剛、ただいま戻りました。そして榊原さん、高田本部長、お帰りなさい。そして何より1億人以上いらっしゃるファンのみなさん、よく帰ってくださいました。ありがとうございます。まずは今回こうやって再びリングに上がらせて頂くためにために助けてくださったみなさん、その方々の名前を挙げると1日掛かってしまいますのでこの場を借りてすべてのみなさんにありがとうございました」 髙阪剛試合後インタビュー 相手の体重オーバーを聞いたときは? 個人的にはもともと、自分より20~30kg多い相手とばかり試合してきたので、それに関しては思うところはなかったです。ただ、ルールの中で行なっている競技で、その中でしっかりやるというテーマはあったので。なので、大きい相手とやるのは問題ないですが、ルールの部分でしかるべき処置が行なわれるんだろうなと期待しています。 グラウンドでのヒザ蹴りも観られましたが? 今回の復帰にあたって、第1試合を任せてもらったので。PRIDEルールでしか見せられないものを知っている選手は数少ないと思いますし、その中でも自分が先頭きってやりたいなと、強い意志を持って試合しました。 今後の予定は? 試合は継続してやっていきたいと思います。どこでやるかは正直なんとも言えないことですが、自分の中でRIZINの旗揚げ戦でやらせていただくことに、何かに導かれてという感覚があったんですね。正直、試合中に意識が飛んで覚えてない部分もあるんですけど、グラウンドのヒザや、魂を見せる試合のやりかたというのは、今回のRIZINだからこそできた気はします。継続してできるのであれば、RIZINでがんばって何か届けられるように、また若い選手の道しるべになれればいいなと思います。とりあえず、いまは休みたいです(笑)。 ラグビー日本代表の選手と言葉は交わしましたか? 今回、リングにはつばぜり合いをやるつもりで、自分はそういう試合しかできないと思って上がりました。その中で後ろ盾というか、ジャパンの選手の声が耳に入ったり、気持ちが伝わったり、自分が前に出る原動力になったと思います。みんなには「力もらえました、ありがとう」と伝えました。