ワレンティン・モルダフスキー

ロシアの未知なる強豪が名乗りをあげた。その実力はベールに包まれているが、皇帝ヒョードルが、その将来性を高く評価しているという。アマチュア時代はサンボで数々の好成績を収め、今年2月に行われたプロフェッショナルコンバットサンボでプロデビュー。

ワジム・ネムコフ

2014年世界サンボ選手権100kg級優勝。強豪が名を連ねる本場ロシア国内のサンボ選手権において13年から3連覇中。ヒョードルも自信を持って推薦するロシアサンボ界の若手有望株だ。

イリー・プロハースカ

チェコ共和国最大の格闘技団体で政府からのサポートも受けているGCF(Gladiator Championship Fighting)のライトヘビー級王者。ムエタイとレスリングをバックボーンに12年のGCFでMMAプロデビューすると、デビュー戦を秒殺KO勝利で飾る。

石井慧

小学5年から柔道を始め、数々の大会で表彰台の常連となる。06年の全日本柔道選手権では、初出場ながら04年アテネ五輪金メダリストの鈴木桂治を破り、19 歳4か月の史上最年少で優勝。そして08年の全日本柔道選手権に優勝を果たすと、北京五輪柔道100kg級の日本代表に選出された。

ボブ・サップ

幼少より様々なスポーツを学び、大学ではアメフトの選手として活躍する。97年にNFL入りするも怪我に泣かされ、00年に現役を引退。その後、プロレスラーとなり、02年にはPRIDEのリングで日本デビューを果たす。

曙太郎

外国人として初の横綱となり、若乃花・貴乃花の若貴兄弟の最大のライバルとして大相撲人気を頂点に押し上げる。11回の幕内優勝を重ね、01年に引退。その後は、曙親方として東関部屋で後進の指導にあたっていたが、03年に大相撲協会を退職。

■ エメリヤーエンコ・ヒョードル

初代リングスヘビー級王者、第2代PRIDEヘビー級王者。2000年代において、「60億分の1の男」「世界最強の男」として、格闘技界に君臨する。

桜庭和志

PRIDE時代は、グレイシーハンターとして数々の名勝負を繰り広げる。なかでも00年に東京ドームでのホイス・グレイシーとの90分に渡る死闘は、日本格闘技史に残る闘いとして記憶されている。

■ 青木真也

38勝のうち25勝が関節・締め技による勝利と、驚異的な極めの強さを持つ、日本最高の寝技師だ。修斗、PRIDE武士道、DREAMといったリングで活躍し、中軽量級の中心人物の一人として、数々の強敵からタップを奪っている。現在はシンガポールのONEチャンピオンシップで活躍し、同団体のライト級王者として君臨。圧倒的な強さで防衛を重ねている。

ギャビ・ガルシア

ブラジリアン柔術世界選手権、世界柔術選手権、アブダビコンバットなど、数々の大会で優勝を飾り、「世界最強の女柔術家」と呼ばれている。圧倒的な体格を利したパワーに加え、繊細な技術も併せ持つ完全無欠の柔術女王として、ブラジルでは圧倒的な人気を誇っている。