世界のTKの愛弟子・悠太インタビュー「勝ちに行くのも大事ですが、仕留めに行く試合を」

 
4月17日(日)愛知県日本ガイシホールにて開催される「トップ Presents RIZIN.1」で、Bellatorを主戦場とする加藤久輝と対戦する悠太。ゴルフからいきなり格闘技に転向し、DEEPのチャンピオンにまで成長を遂げた悠太の素顔に迫る。
「血尿は出たけど、面白かったです」
—ゴルフ推薦で埼玉栄高校に入学されたそうですね。なぜゴルフを始めたのですか?プロを目指すくらいの腕前だったと聞きました。
いや、いやいや、そんなに上手くはなかったです。親父の影響で、えーっと…、中学1年から始めました。
—埼玉栄高校のレスリング部に高校3年生の時に入部したそうですね。なぜ、そのタイミングで?
ゴルフも好きだったんですけど、格闘技のほうが好きで。それで格闘技をやるって決めて、高校3年でゴルフ部を引退になってからレスリング部の練習に行かしてもらっていました。格闘技をやるって言ったら、まずやることはレスリングだと思ってたんです。
—初めてレスリングをやっていかがでしたか?
何されたってわけではないんですけど、もう立ってらんなくて。タックルとか、倒されて立つとか基礎的な練習をただ延々とやっていただけなんです。でも辛いなぁーって…実は血尿も出たんですけど(笑)初めて練習に参加した翌日に。でも、血尿は出たけど、面白かったです。とにかく面白くて仕方がないという感じでした。
—そもそも格闘技をやりたいと思ったきっかけは何ですか?
格闘技というか…、最初はプロレスです。プロレスが好きで、小さい頃からずーっと観ていました。PRIDEとかK-1とかテレビでやっていた格闘技は全部好きでしたね。それで、自分でやりたいと思って、レスリングを始めました。
—ゴルフと格闘技って全然違うと思うのですが、逆に共通するようなことはあるんですか?
なんだろうなぁ。スポーツ的には全然違うし、疲れ方も違いますね。
格闘技に比べたら、ゴルフはものすっごく繊細です。何百メートルもまっすぐに飛ばさなきゃならないし、小さい穴にボールを入れないといけないし。でも、身体の使い方というか使う理屈みたいなのは繋がっているので、例えば強いパンチを打つとか強いタックルに入るとか、言われたことはわかりやすいです。
—高校卒業と同時に髙阪剛選手のジムに入門されました。最初からプロを意識していたのですか?
はい、そのために髙阪さんのジムに入りました。
—ZST、そしてDEEPを主戦場に闘い、DEEPのベルトを獲得しました。着実に階段を上っているように見えますが、いかがですか?
もっと上手くいくというか、早く上に行けるものだと思ったんですけど、途中で停滞したり…上手くいかない時期もありました。ここで勝てばタイトルマッチに行けるかもっていう試合で負けてしまったときは、他団体のチャンピオンと自分の年齢を比べちゃって、洒落にならないなって、負けたらダメだなっていうのを思いました。
「技術とか体力も大事なんですけどやっぱり精神力だなって、髙阪さんの試合とか試合に臨む過程から、教えてもらった感じです。」
—RIZINに出場が決まりました。心境はいかがですか?
勝つことが一番なんですけど、やっぱりこういう舞台に出ることって大変なことだなって。すごく時間がかかったので。出たいって思っていたし、出ることは(格闘家として)当たり前だと思っていたんですけど、実際出ることになったら……あの…、ものっすごく興奮しています。
—年末に師匠である髙阪剛選手が復帰戦を行いました。セコンドにもついていたと思いますが、どんなことを感じましたか?
髙阪さんは試合に関係なくずっと練習をされていたんですけど、復帰することになって、試合までずーっと練習を一緒にさせてもらったんです。それで、どんどん仕上がっていくのを見て感じていました。すごいなって思うのもそうなんですけど、…オレ何やってんだろうなとか、情けないな…って思ったんです。試合当日、(髙阪選手の)覚悟が決まった瞬間とかを見ていて、強くなるために何をしたら良いかとか何を食べたらいいかとかどんな練習をしたらいいかとか、そこじゃないなって。悩んでいたことが一気にふっとんだっていうか。技術とか体力も大事なんですけどやっぱり精神力だなって、髙阪さんの試合とか試合に臨む過程から、教えてもらった感じです。
—大会の雰囲気はいかがでしたか?
生意気なんですけど…、本当に盛り上がって欲しいと思っていて、だからこそ盛り上がるのかなって不安があったんです。でも実際、演出とか選手のレベルも高くて、想像を遥かに超えていてすごかったです。敵わねぇなって思いました。
—対戦相手である加藤選手の印象はいかがですか?
うーん、そうですねぇ…、背が高いなって、そのぐらいっていえばそのぐらいで、まぁ、強そうだなと思いました。これから研究します。
—どんな闘いを見せたいですか?
決着をつける試合ですね。PRIDEが好きだった人がRIZINを観ていると思うので、そういう人たちにも格闘技ってこれだよなって思ってもらえるように。勝ちに行くのも大事ですが、仕留めに行く試合をしたいです。
—ファンの皆さんへメッセージをお願いします。
…えーと、メッセージですよね。(熟考して)PRIDEが帰ってきたと思ってもらえる試合がしたいですし、もっと言えばPRIDEを超えるイベントにしたいと思っています。自分も一生懸命頑張るので、一緒に闘ってください!
 
 
 
 
名  称:
トップ Presents RIZIN.1
日  時:
2016年4月17日(日)
開場:14時00分/開始:15時00分
会  場:
日本ガイシホール
主  催:
RIZIN FIGHTING FEDERATION
特別協賛:
株式会社トップ
協  力:
東海テレビ放送
アクセス:
日本ガイシホール
愛知県名古屋市南区東又兵ヱ町5丁目1番地の16
【交通】
JR東海道本線
笠寺駅 徒歩3分
Twitter:
@rizin_PR
Facebook:
https://www.facebook.com/rizinfightingfederation
 

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